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英語のおすすめの学習法を紹介します。

学習方法(塾、オンライン、通信講座),英語

第3弾は英語の学習方法を紹介します。2020年から小学校の英語の授業が必須となりました。5年生、6年生の教科書ができましたが、一番の驚きはQRコードが随所にちりばめられており、リスニング能力の有無を常に確認できるところでしょうか。読む、書くだけでなく、聞く、話すも含めた英語の4技能の習得が求められ、今後ますます必要になるとされる英語力を高めるためにどのような学習方法がおすすめなのでしょうか。

目次

英語を学んで何がしたいか?

小学校、中学校、高校、大学と進学していくと、ずっと英語はついて回ります。英語を義務的に学習する期間として今までは、中、高の6年間、今後は小、中、高の8年間となりますが、正解的に見て、学校教育の現場でこれだけ長い期間英語を学習する国は他にありません。そして、これだけ学習するにも関わらず、これだけ英語が話せない国民も日本人ぐらいなものだと言われています。

私たちは、今まで、何を学んできたのでしょう?本来だったら開催される予定だったオリンピックで世界から多くの人が日本を訪れた際に、英語でコミュニケーションが取れることを目指して、小学校からの英語教育の導入、教育改革によって、中学校の英語の授業にALL Englishを取り入れることにしたと言われています。すなわち、日本は国をあげて英語が話せる国にしたいとの舵を切ったようです。

もっとも、大学試験が今までのような文法偏重の試験だと、文法を学ぶことに終始し、聞く、話すということに主眼が置かれないため、大学入試センターの形も変え、英検などもスピーキング能力も見ることができる外部試験を導入し、ゴールを再設定しなおすことで、話す力は高まるのだというプロジェクトが2020年からスタートしたのです。

ところで、みなさんは英語が話したいですか?

今後デジタル化が益々進むと、異国の言語は上記動画にも描かれているように、同時通訳されることが予想されています。そうだとすると、がんばって英会話を学ぶ必要はないのではないかという気さえしてきます。

しかし、学校でペーパー試験が課される限り、英文法からは逃れられないような気がします。10年ぐらい前から日本の英語教育は文法偏重から脱却しようとしました。文法ばかりを学ぶから会話力が身につかないと考えられたからです。したがって、今も基本フレーズを覚えることを求められます。時には中学校の教科書の文章をすべて暗記しなさいなどという指導者もいます。

しかし、その結果何をもたらしたかというと、自分の覚えたフレーズとテストで聞かれている解答が偶然に一致すれば、答えられるものの、少しでも変化をつけられると、どのように対応していいかわからないといった事象が発生したのです。そして、多くの中高生は今もその事象に苦しめられています。

やはり、英文法は必須の要素なのです。

文法は、その言語を活用するルールです。もちろん日本語にもルールがあります。よく塾生には、スポーツに例えて説明をしますが、スポーツはルールに則って行うから楽しいのです。サッカーで突然みんながボールを持って走り出したらサッカーという競技は成立しません。英語も一緒です。英語の厳格なルールを守るから意思疎通が可能になるのです。したがって、英語ができるようになるために英文法は必須の要素なのです。

1980年より前の世代は、学校でSVOCといった5文型を学習した記憶があると思いますが、これはこれで、非常に優れた英文法の説明方法だと思います。私が高校卒業後に浪人した際、ある予備校講師は夏休みまでの間に英語の文章の文の要素、すなわち、SVOCの判断がつくようになるまで、徹底的に要素に分析する作業を徹底させられました。正直、こんなことをして、何の意味があるのか。

しかし、半年も経つと、文の要素に分けられるだけでなく、途端に英語が読めるようになり始めたのです。S(主語)とV(動詞)を常に探し、それが見つからないと気持ち悪いといった感覚が身につけば、かなりの上達です。常に主語、動詞を核に、その後ろに目的語あるいは補語をおいてやるイメージがついて来れば、あとは単語力さえ鍛えていけば、表現の幅は無限に広がります。

したがって、英語は中学レベルの英文法をしっかりとマスターしていることが、大前提となります。わかりやすいおすすめの参考書なども追ってご紹介することにします。