あなたに非認知能力はある?チェックテストで確認してみよう!!言葉にできないふわっとした能力の正体はこれだった??
「非認知能力」って言葉、聞いたことありますか?これは、いわゆるIQや学力テストで測れる能力とはちょっと違います。例えば「粘り強さ」や「協調性」、「やる気」など、人間の性格や行動に関する特徴を指します。要するに、人間としての"感じの良さ"や"生き方のスキル"を表すものなんですね。
学歴偏重社会と言われてきた日本。でも最近は、この"非認知能力"にスポットライトが当たりつつあります。実は、塾を運営していると講師の採用の場面でこの能力がかなり重要だなと感じることが多いんです。応募者の履歴書を見るだけでも、写真の選び方、貼り方、字の丁寧さ、そして面接では遅刻しないか、服装はどうか、靴下の色まで!そんな細かいところから、その人の雰囲気や人柄がなんとなく見えてくるものなんです。
もちろん、講師を採用する際には学力も重要です。でも正直なところ、学力は鍛えれば何とかなります。でも人柄やコミュニケーション能力って、短期間で磨けるものじゃないんですよね。だからこそ、その人が持っている"雰囲気"をとても大切にしているんです。で、そもそもこの"雰囲気"って何なのか?それを考えているうちに、「これって非認知能力と関係あるんじゃない?」と気づきました。
というわけで、ちょっとこの「非認知能力」について調べてみることにしました。さらに、あなた自身の非認知能力を測るチェックテストもご用意!ぜひトライしてみてくださいね。どんな結果が出るか、楽しみながら挑戦してみてください!
非認知能力とは?しつけと非認知能力の関係?昭和から現代までの育ち方の進化
かつて、家庭の「しつけ」といえば、非認知能力――たとえば、自己管理や協調性、忍耐力など――を自然に育む重要な要素と考えられていました。特に昭和の時代は、大家族や地域社会が密接で、親だけでなく、おじいちゃん・おばあちゃん、ご近所の「おじさん・おばさん」までもが子どもをしつけていた時代です。まさに、地域ぐるみで非認知能力を磨いていたんですね!
ところが、現代では核家族化が進み、さらに共働きの家庭が増加。幼少期から保育園に預けられることが一般的になり、兄弟も少なくなってきました。兄弟間の競争や軋轢(=自然と生まれる忍耐力や協調性)が減少することで、「しつけ」の機会が減り、その結果、非認知能力が十分に育まれていないのでは?という声が上がることも。
そのギャップを学校が埋めようとすると、今度は「モンスターペアレント」という新たな課題が登場。まるでボスキャラのように、学校側の努力を阻むこともあります。これが影響して、社会人になっても最低限のマナーや自己管理能力が身につかないことがあり、企業が新人研修で「銀行でのお金の振り込み方」から「電話での応対のしかた」までを教えるなんて話も珍しくありません。
そう、昔は家庭や地域で自然と養われていた非認知能力も、今や「企業研修」でカバーする時代!でも、そのおかげで企業の研修担当者は忍耐力が鍛えられているのかもしれませんね(笑)。
それでは、あなたには非認知能力が備わっているでしょうか。さっそくチェックテストに挑戦してみよう。
非認知能力診断テストはここから!!
8〜13点:小さな習慣の積み重ねを意識する
毎日少しずつでも新しい習慣を作り、自分の目標に近づくよう努力しましょう。特に短期的な目標を設定し、達成感を得ることが重要です。失敗を恐れず、小さな成功体験を積み重ねることで、非認知能力は確実に向上します。
14〜19点:具体的な目標を設定し、実行する
あなたはすでに意欲的ですが、さらに成長するために具体的な行動計画を立てることが大切です。自分の長所と短所を分析し、改善点を明確にして、日々の行動に取り入れていきましょう。リーダーシップを発揮する機会を探すと、より成長が期待できます。
20〜25点:挑戦を続け、リーダーシップを磨く
あなたはしっかりとした基礎を持っています。次のステップとしては、積極的に新しい挑戦を見つけ、それを克服する経験を増やすことです。また、チームでの活動やリーダーの役割を担うことで、さらに自分の能力を伸ばすことができるでしょう。
26〜31点:新しい目標を設定し、挑戦し続ける
あなたの非認知能力は非常に高いですが、更に高みを目指すためには、今の成功に満足せず、常に新しい目標に挑戦し続けることが大切です。特に、自己のリーダーシップを強化する場面を意識的に増やし、他者との協力関係を強化しましょう。
32〜36点:他者をリードし、貢献する
あなたはすでにリーダーシップに優れており、その力をさらに発揮できる場面を増やしていくと良いでしょう。例えば、他者のサポートやアドバイスを提供することで、周囲の成長にも貢献でき、自分自身もさらなる成長が期待できます。
37〜40点:さらなる挑戦と周囲への影響力を高める
卓越した非認知能力を持つあなたには、今後も多くの成功が期待されます。この力をさらに発揮するために、自分の知識や経験を周囲と共有し、チーム全体の成功に貢献するリーダーシップを発揮してください。組織全体の成長を促進するメンターや指導者としての役割を考えてみましょう。
非認知能力があると、どんなメリットがあるの?
あなたの非認知能力スコアはどれぐらいあったでしょうか。実はこの能力が、将来の年収や学歴、さらにはどんな職業に就けるかにまで影響を与えると言われているんです。
今まで数多く生徒を見てきましたが、同時に我が塾で働いてくれた講師もたくさんいます。そして、学習塾でアルバイトをする学生は、学校の先生になるための教員採用試験を受験する方が多いですが、講師として採用した時点で、その人が採用試験に合格するか否かはだいたい見当がつきます。そして、その予想はほぼ100%的中してきました。
しかし、この非認知能力という言葉を知るまでは、私の直感で判断しており、根拠はと聞かれると非常に曖昧だったのですが、その講師の塾での生徒への接し方、教え方、同僚講師との関係、塾長である私への接し方をこの8項目から検討すると、採用試験に合格していく講師は、ことごとくこれらの資質を兼ね備えていることを感じたのです。
解けることとと教えることは別のスキル
ある問題を自分が解けることと、それを教えられることはまったく別の能力です。講師がどれだけ解けても、生徒が解けるようにならなければ、何の意味もありません。いかに生徒が解けるようにさせるかは、簡単なようでいて意外と難しいものです。
偏差値の高い高校を出て、偏差値の高い大学に在籍しているからといって、この能力が高いとは限りません。まず、生徒の状況を分析すること。どこでその生徒がつまづいているかが、的確に把握できることが最初になります。ここがズレてしまっては、どんな解説をしようとも、生徒には届きませんので。
次に、つまづいているポイントがわかったら、細かく細分化し、生徒がどこでつまづいているかを理解させることが必要になります。そして、そのポイントにつき、図を描いたり具体例などを示しながら、解決の糸口を生徒にイメージさせることが必要になってきます。
こういうことは、研修で伝えても、すぐに要領を押さえられる講師と、そうでない講師にわかれてしまいます。結局はこちらの言わんとしていることを理解して、咀嚼する能力に他ならないのですが、この能力に長けているなと思える講師は、一様に教員採用試験に一発で合格していきます。逆にそこに難がある講師は、2回、3回と挑戦することになっていました。
以上のことから、自分自身も含めて、この非認知能力を習得することは、極めて重要なことなのではないかと思うのです。
非認知の力の中で、最も重要といわれる自己肯定感については、あなたに自己肯定感はある? 非認知能力を育む方法とは??の記事もあわせてどうぞ。
「非認知能力は鍛えられる!やり抜く力と自制心を習慣化して成功をつかむ方法」
非認知能力が将来の成功に大きく影響を与えることは先に述べた通りですが、多くの人が関心を寄せるのは、「どうやってこの能力を鍛えればいいのか?」という点ではないでしょうか。特に「やり抜く力」と「自制心」は非認知能力の中でも重要な要素として注目されていますが、大人でもこれを身につけるのは簡単ではありません。
例えば、「毎日3キロ歩く」「毎日ジムに行く」と決めても、最初は意気込んでいても続けるのは難しいですよね。勉強でも同じことが言えます。塾の生徒に毎日決まった宿題を出しても、やり遂げられる生徒と、なかなかできない生徒がいます。この違いは、まさに非認知能力、特に「やり抜く力」と「自制心」によるものです。
やり抜く力と自制心は鍛えられる
「やり抜く力」と「自制心」を持っている生徒は、宿題をしっかりとルーティン化し、何のためにやるのかという目的意識をしっかり持っています。成績を上げたいという強い信念が、彼らを突き動かす原動力になっているのです。このような習慣が小さい頃から自然と身についている子どもは、勉強でも結果を出しやすくなります。
しかし、こうした習慣がまだ身についていない場合はどうすれば良いでしょうか?ここがポイントです。習慣は後からでも身につけることができるのです。
ライザップと武田塾が示す「外注する自制心」
「結果にコミットする」で有名なライザップは、運動だけでなく、毎日の食事管理にフォーカスしています。どれだけ運動をしても、夜にラーメンを食べてしまっては痩せませんよね。ライザップでは、目標達成のために徹底的に自制心をサポートしてくれるのです。
勉強の世界でも、同じようなアプローチをとっている塾があります。例えば、「授業をしない塾」として話題の武田塾は、学習管理を徹底して行います。生徒に対して「いつ、どの教材を使い、何をどこまでやるのか」を細かく計画し、その進捗を管理します。ただし、実際の問題を解くのは生徒自身。ここで「やり抜く力」と「自制心」が試されます。
現代では、こうした非認知能力さえも外注する時代になってきています。しかし、それで終わりではありません。ライザップや武田塾に頼っていたとしても、最終的には自分でそれを習慣化していくことが重要です。
自分で非認知能力を鍛える方法
非認知能力を鍛えるためには、まずは自分で計画を立てることが重要です。ですが、計画通りに進められないことも多いですよね。そんなときは、オンラインで利用できるスケジュール管理ツールや、習慣化をサポートするサービスを活用するのも一つの手です。現代はテクノロジーの力を借りて、自制心を育てる方法がたくさんあります。
最後に、親としても習慣化をサポート!
私も我が娘と「毎日一緒に勉強しようね」と決めましたが、親の都合で続かないこともしばしば。しかし、大事なのは毎日続けること。明日からも習慣を守れるよう、一緒に頑張ります!
非認知能力は誰でも鍛えることができます。最初は外部の力を借りながら、少しずつ自分でコントロールできるようにしていきましょう。やり抜く力と自制心が習慣化できれば、人生の成功も間違いなしです!
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