幼少期に最も身につけておきたい能力とは?○○力がないと将来苦労する。

2020年9月19日学習方法(塾、オンライン、通信講座)

学習塾への入塾を検討する際、多くの学習塾が無料の体験授業を実施していたり、学力診断テストという名の入塾テストを受けることができます。

入塾前に無料で授業が受けられる!今の学力がわかる!!など塾を選ぶ側にとっては、良い面もありますが、塾側は体験授業の際に何を見ているのでしょうか?

体験授業で見ているのは、ずばり語彙力!!

多くの塾生を見ている中で、学力UPに欠かせない重要な能力として、語彙力があげられます。人は「ことば」を1歳前後から少しずつ話しはじめますが、仮に生まれてからまったく「ことば」に触れない世界で子どもを育てると、何歳になろうと「ことば」を発することはありません。オオカミに育てられた少女、アマラとカマラの逸話がそれをよく物語っています。生まれてからどれだけ周りからのことばのシャワーを浴びることができるかで、語彙力は変わってきます。

私の尊敬する文学博士の故外山滋比古博士はその著作の中で、アメリカにおいて差別の対象になってきた黒人の地位が向上したのは、差別を撤廃する条約や法律が整備されたことではなく、しっかりとした「ことば」の教育を受けられるようになったからに他ならないといった記述がありました。

幼少期に自宅でできる語彙力をあげる方法をお伝えします。

極力多くの「もの」や「こと」に触れさせ、それがどういう「名前」を持っているのか。またそれがどのような「意味」を持っているのかを確認し続けていきます。今はアンパンマンやディズニーのキャラクターを用いた言葉図鑑などがありますので、そのようなものを活用してもいいですし、手近なところでは、新聞広告やカタログギフトのカタログなど、とにかく物が写真付きでたくさん載っているもののから、「名前」と「意味」を何度も確認していきます。文字が読める、ひらがなが書ける、そんなことは二の次です。

まずは、たくさんのものの名前や現象の名前のシャワーを大量に浴びせることが何よりも重要だと思います。そして、その段階が終わったら、そのなまえと文字がどう結びついているのかを確認する段階に移ればいいのです。

ちなみに、私には二人の娘がいますが、日々やっていることは極力たくさん話しかけ、新しいものの名前を一緒に確認すること。これに尽きます。

多くの生徒を見てきた上で、我が子に対しても幼少期の教育の第一段階を始めています。このサイトでは、我が子の成長の様子もお伝えしつつ、ともに子育てをすることをめざしています。

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Posted by peroparo